ご高齢の方から小さなお子さんまで,歯並び・咬み合わせを含めた総合的な歯科治療・予防に取り組んでいます。
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歯科矯正治療

矯正治療とは・・・?

「出っ歯」や「受け口(反対咬合)」といった咬み合わせや「らんぐい歯(デコボコ)」のような歯ならびをきれいにする治療を「矯正治療」といいます。

矯正治療は単に見た目を良くするだけでなく、機能的な問題(咬みくだく能率・あごの動き)の改善やお口や歯の健康の向上に関わっています。

悪い歯ならびや咬み合わせのままですと“咬む”という作業に対して参加する歯が少なくなって噛みくだく(咀嚼)ちからが落ちたり、咀嚼の際に各々の歯が十分機能していないために、歯肉や歯そう骨といった歯のまわりの組織が丈夫になりません。

また、歯ブラシが良く届かないことによって虫歯や歯肉炎になりやすくなるリスクが高まります。

現代人のあごは小さくなっていると言われています。しかし、あごが小さくなるのあわせて歯の大きさまで小さくなっていません。このためデコボコになったり、前に突出する傾向がみられます。ちょうど電車の座席に多くの人が座ろうとして、肩がぶつかりあったり、はみ出たりするのに似ています。治すためにはあごの大きさにあった歯の数にする必要があります。5人用のイスに無理に6人座るのではなく、5人座るようにするわけです。デコボコなどを解消するためには歯がならぶスペースが必要で、歯の数を減らしてスペースを作り、歯の位置をならべ直します。もちろん,スペースが十分ある場合などは歯を抜かなくても治療できることがあります。

お口の中の健康は、虫歯や歯周病の予防や治療だけで得られるものではありません。よい歯ならびと咬み合わせが加わってこそ、お口の中の健康が得られ,歯も長持ちします。生涯自分の歯で楽しく食事をするために、矯正治療に挑戦してみませんか。

矯正治療は、自分の歯を矯正装置の力であごの骨の中をゆっくり動かしてならべ直す治療です。歯の場所を移動させることで、顎の骨もゆっくり変化します。一般の歯科治療では、歯の場所が悪いところにあっても、神経を抜いたり歯を削ってかぶせて、歯の形を変えることで治す場合が多く、矯正治療とはだいぶ違います。

 

歯ならび・咬み合わせの治療(矯正歯科)

矯正相談  約30分  不正咬合の状態に合わせ矯正治療の説明をいたします。
      相談料:4,400円

矯正検査  約60分  レントゲンや写真、歯型などをとります。
      検査料:55,000円(初回の診断料を含む)

矯正診断  約60分  不正咬合の診断と治療方針、装置や治療期間、リスク等の説明。

頭や歯ならびのレントゲン・お顔やお口の写真・歯型などの検査結果を総合的に分析し,不具合を改善して調和のとれた仕上がりを目指します。ひとくちに「不正咬合」といっても,その状態は様々です。矯正治療で歯を動かすことにより変化させることができるところ・できないところを見きわめ,成長や発育にともなって良くなるところ・ならないところを考慮して,歯ならび・咬み合わせ・口元を調和のとれた美しい状態にしていきます。

処置料;混合歯列期(第一期)治療:275,000円 から

    永久歯列期(第二期)治療:660,000円 から

調整料:5,500円/回  観察料:3,300円/回

   混合歯列期(第一期)治療では、月に1回程度の通院で治療期間は6〜12ヶ月間。

   永久歯列期(第二期)治療では、月に1回程度の通院で 2〜3年間の動的治療、

           動的治療後は3ヶ月に1回程度の通院で2年間の保定をおこないます。

具体的には,実際に治療を終わられた例をご覧ください。

気になった方は,興味のある方はぜひご相談ください。

 

症例

症例1 歯が出ている・歯ならびがデコボコ

永久歯の前歯がデコボコで、近くの歯科医院から矯正治療でご紹介いただきました。かなり重度の叢生ですが、咬み合わせが深すぎるなどの問題に加え、上下の歯ならびの位置は出っ歯(上顎前突)の位置関係という複雑な状態です。混合歯列期の治療だけでは全ての問題が解決できない症例。混合歯列期

<主訴>

右上の前歯が出ている。歯ならびがデコボコ 

<診断>

叢生 

混合歯列期の治療ですべての問題を改善できないため、第一期治療と第二期治療の二段階での矯正治療。

<年齢>

第一期治療:10歳2か月
第二期治療:14歳1か月

<治療に用いた主な装置>

第一期治療:上顎セクショナルアーチ
第二期治療:上下顎マルチブラケット装置 

<抜歯部位>

第二期治療では上下顎両側第一小臼歯抜歯  

<治療期間>

第一期治療:6か月 9回通院
第二期治療:動的治療30か月 25回通院  保定47か月 13回通院(長期間の保定を希望)

<治療費概算>

第一期・第二期あわせて約85万円(自費)

<リスク・副作用>

  • 個人差はありますが、矯正装置をつけた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
  • 保定装置をきちんと使用しないと、後戻りが生じやすくなります。

症例2 歯ならびがデコボコ

歯ならびのデコボコの治療を近くの歯科医院より依頼された患者さんです。

デコボコの歯ならびは、歯を並べるあごの大きさに対して歯の大きさ・数が大きくて並びきれないことが主な理由です。しかし口元全体を見ますと、くちびるを閉じたときに口元が少し前に出ている感じがあります。

下は治療後の口元です。くちびるを閉めたところを横から見ると治療前よりもスッキリしています。歯ならび・咬み合わせとともに口元も調和のとれた状態になりました。これを実現させるために一部の歯を抜歯しています。

矯正治療の前にかけていた前歯は、紹介いただいた歯科医院できれいに補修していただいております。

<主訴>

歯ならびがデコボコ 

<診断>

叢生を伴った上下顎前突症 

<年齢>

14歳1か月

<治療に用いた主な装置>

上下顎マルチブラケット装置 

<抜歯部位>

上下顎両側第一小臼歯抜歯  

<治療期間>

動的治療32か月 37回通院  保定33か月 6回通院

<治療費概算>

約80万円(自費)

<リスク・副作用>

  • 個人差はありますが、矯正装置をつけた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
  • 保定装置をきちんと使用しないと、後戻りが生じやすくなります。

症例3 歯が出ている

歯ならびのデコボコに加え上の前歯が前に出ています。治療前の口元の写真では上のくちびるも出ており、緊張感があります。

歯を移動させるには、移動先にスペースが必要です。デコボコを整えたり、あごの上から外れた前歯を引っ込めるためのスペースを確保するために一部の歯を抜歯することがあります。歯ならびを含め口元全体を調和させることを念頭に、抜歯する歯を選びます。「歯を抜かない矯正」という言葉を耳にしますが、このような状態を、もし抜歯をしないで並べたら、前歯はもっと前に出てしまいます。

下は治療後の口元です。治療前よりもスッキリしています。歯ならび・咬み合わせとともに口元も調和のとれた状態になりました。

<主訴>

歯ならびがデコボコ 

<診断>

叢生を伴った上下顎前突症 

<年齢>

14歳2か月

<治療に用いた主な装置>

上下顎マルチブラケット装置 

<抜歯部位>

上下顎両側第一小臼歯抜歯  

<治療期間>

動的治療32か月 36回通院  保定24か月 6回通院

<治療費概算>

約80万円(自費)

<リスク・副作用>

  • 個人差はありますが、矯正装置をつけた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
  • 保定装置をきちんと使用しないと、後戻りが生じやすくなります。

症例4 奥歯が曲がって生えてきた

右下の6歳臼歯が内側に曲がって生えてきたと。内側(舌側)に倒れた下の6歳臼歯の側面を上の6歳臼歯が咬み込んでいました。放置すれば下の6歳臼歯がダメになってしまいます。倒れた歯の向きをリンガルアーチで起こし、正常な向きで咬めるようにしました。患者さんの協力がとても良く、このような難しい歯の移動を成功させることができました。

<主訴>

奥歯が曲がって生えてきた。 

<診断>

下顎右側第一大臼歯萌出方向異常 

<年齢>

9歳7か月

<治療に用いた主な装置>

下顎リンガルアーチ  

<治療期間>

動的治療9か月 23回通院  

<治療費概算>

約40万円(自費)

<リスク・副作用>

  • 個人差はありますが、矯正装置をつけた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

矯正歯科治療には、一般的に以下のようなリスク・副作用があることをご理解ください。すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。

② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。

⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。

⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。

⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。

⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。

⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

※日本矯正歯科学会ホームページより抜粋